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フランス
渡航時期:2007年12月~2008年1月
この時は、パリで年越しをしました。
年が明ける瞬間は、エッフェル塔が一層キラキラします。シャンパンを開けるお父さんの姿、車窓から「ボナネ~」(新年おめでとうのフランス語版)と叫ぶ若者の姿。国が違えば年越しのしきたりも違います。そういえば、クリスマスツリーも1月に入ってからも飾っていました。 2週間近くアパルトマンに滞在して、毎日少しずつ観光しました。ルーブル美術館では図書館で借りたガイドブック片手にモナリザ、サモトラケのニケ、ミロのビーナス…。
時を忘れて宝の山を走り回っていました。夢中になりすぎて、館内で別冊MAPを落としてしまったようです。弁償かな…と思って帰国後図書館に行ってみると、なんと無記名で郵送してくれた人がいたのです!観光で来ていた優しい日本人が拾って図書館名のゴム印を頼りに送ってくれたのでしょう。図書館の係員とともに、素敵な人がいるものですね、と奇跡の対面の喜びを分かち合いました。
オルセー美術館も、たっぷり一日かけて見学。有名スター絵画勢ぞろいで、感嘆してばかり。
パリから電車でベルサイユ宮殿にも行きました。鏡の間の豪華さにはびっくりです。人が考え得る、最高レベルの豪華絢爛さを実現してみましたという世界です。アントワネットの部屋も見学できるのですが、あの壁に隠し扉とかあるんだろうなと勝手な想像で楽しめます。
そんなこんなで夕方から庭園見学を始めたのが運の尽き、一人で歩いているうちにどんどん暗くなり、思ったよりも広かった誤算もあり、外灯もまばらで暗闇の中、完全に迷い込んだ子羊のようになりました。境内案内図を持っていたので、脱出はできたのですが、もうヘトヘト。庭園に行く人は明るいうちに行くか、ガイドを付けた方がいいのかもしれません。
駅でパリへの帰り方を見ていたら、パリジェンヌのおねえさんが親切に声をかけてくれ、ちょうど降りる駅が一緒だったので、パリまで一緒に行ってくれました。
帰国の日、チェックン締切時間ギリギリに空港に到着したら、なんと人生初のビジネスクラスをあてがわれました。テーブルクロスを敷いて、シャンパングラスを傾けながら、好きなワインが選べます。貧乏根性で、数種類のワインを試しました(笑)アペタイーザーから始まるディナーは、2時間くらいかけてOK。今まで同じ飛行機の中、こうも違う過ごし方をしている人がいたんだなと、格安航空券専門だった私は世界が広がりました。