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中国
渡航時期:①1999年9月 ②2005年12月
●北京
人生で初めて行った海外旅行先は北京でした。
この時に受けた大きな刺激が、私を旅行中毒にしたと言っても過言ではありません。
その刺激の内容は、万里の長城や天安門広場をこの目で見たという感激もさることながら、衝撃的な体験が大部分のように思います。
初めての海外、日本とはあまりにも違うことばかりで、戸惑いの連続でした。無秩序な道路では車にひかれそうになり、観光地では強引な土産売りの男に腕をつかまれ連れ去れそうになり、扉が無いトイレで悪戦苦闘、安宿では大量の蚊に襲われ、手の指がつくねのように腫れ…。中国名物「横入り」の洗礼を受け、待てど暮らせど切符が買えない。帰国時は早朝便に乗るため夜中に空港に向かったら、当然開いていると思っていた空港が24時間OPENではなく(当時)野宿をするはめに。枚挙にいとまがないほど、大変な目にあいました。
しかし、屋台で食べた酸辣湯の味が忘れなれなくてそれ以来、大好物になったり(立ち食いなのに陶器のどんぶりで出され火傷寸前だった)、日本では天然記念物のカブトガニを卵ごと食べたり、
サソリや蛇の輪切りを食べたことは今でも鉄板の旅行ネタになっています。漢字を使って現地の人と意思疎通ができた時の喜び、物価の違いで一時的な金持ち気分に陥ったり、中国は、旅行の楽しみが詰まったワンダーランド。学生のあの時に、行っておいてよかったです。
●上海
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「カニを食べに、上海に行く。」 そんな考えで出かけてきました。北京のイメージがあったので、構えていたのですがある意味裏切られる…。というのも、上海は都会でした。。時速400キロを超えるリニアで街までひとっ飛び。あれから6年の経っていたからか、そこは小洒落たレストランやショップが立ち並ぶ港街。高層ビルはすべて個性的なデザインをしています。そして、お目当てのカニ!聞いていたとおり、番号札がついていました。 2回行った中国、道路の無秩序さと街全体が貪欲でパワフルな雰囲気は変わっていませんでした。ここにいると、負けじとこっちまで元気になる。それが中国の面白さだと思っています。