旅のトラブル
タイであわや入院騒ぎ!?
シンガポールで牡蠣を食べ過ぎたせいで、次の目的地、タイに入ったころ牡蠣中毒に…。
仲間を観光に送り出し、一人ホテルで静養という生活を丸2日送りました。
何とか歩けるようになって、「うどん」なら食べらると思い、高級ホテルの和食レストランに入ってみました。
やっぱりうどんすら食べることができない私。
そんな様子を見ていた、タイ人女性のウエイトレスさんが心配してくれ、どうしたのか?と聞いてきました。ここ数日の事情を話すと、すぐに病院に行くべきだと言い、何と着物の制服姿のまま私を連れて、すぐさまレストランを飛び出すと、病院まで一緒に行ってくれたのです。
連れて行かれたタイの病院は、とても立派なところ。日本語通訳サービスまで用意されていて、通訳さんと一緒に受診する形になりました。ドクターは中年の女医さんでした。
どうやら私の症状は思っていたよりひどいようで、このまま入院することを、しきりに勧められました。次の移動国もあったので、仲間から一人遅れて心細いのでここは何とか入院せずに薬で治す道はないでしょうかと頼みこんで、何とか事を収めました。今まで見たことがない大きな錠剤がいくつか出ました。
海外旅行保険に入っていたのでキャッシュレスで受診でき、自分だけでなくサイフも痛む目には遭わずにすみました…。
それにしてもタイ人ウエイトレスさんの、人間味溢れる行動力には感謝の気持ちでいっぱいです。これ以来私はタイとタイ人が好きになりました。
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ペルー高山病発症!謎の草で命拾い
ペルーのクスコに到着後、すぐに活動を開始してしまったからでしょう。観光中、だんだんと血の気が引く感じがして、吐き気腹痛が激しくなってきました。
仲間が観光に出かけている間、私はバスの中で休んでいたのですが、次第に意識が遠のいていき危ない状態に…。ちょうどバスに戻ってきたイギリス人老夫婦に助けを求めました。
旦那さんがガイドを呼びに行ってくれ、奥様は私の側に居てくれたのですが、相当私の様子がひどかったのでしょう、奥様は近くにいた現地人に協力を求めてくれました。
すると私はバスを降ろされ、現地の人がどこからか摘んできた謎の草を、手のひらで少しつぶした状態にして、鼻と口に充てられました。これを吸っていたら、意識が少しはっきりしてきました。
その間、イギリス人の奥様はずっと私の手を握り、大丈夫だからねと、優しい口調で励ましてくれました。たまたま居合わせた見ず知らずの私に、こんなに親身になってくれるなんて…。私もあんな風に年を重ねたいものです。
仲間が戻ってきて、相当心配されながらホテルに戻りました。ホテル備え付けの酸素ボンベを吸ったりしましたが、翌日になっても高山病の症状が良くならないので、医者を呼んで治療してもらいました。
注射をする特に私が持ってきた化粧水で消毒をしだしたのには、病人ながら驚きました。
(それで消毒になるのー?)
メモ用紙に処方箋を書いてくれ、仲間が薬局に買いに行ってくれました。薬のおかげか、翌日から少しずつ回復してきました。
私を助けてくれた多くの人に感謝しています。今生きているのは、彼らのおかげ!
それにしても、あの草は一体何だったの?
あの草を吸って意識が戻ったのは確かです。
帰国後で調べてみたら…。ん?日本だと、法に抵触しそうな予感。そういえばコカ茶が高山病に効くと言われてカフェで飲んだりしていたっけ。